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 坂本竜馬    2013/11/15

   
 今日は坂本龍馬の誕生日、そして彼の命日でもあります。
 本来は 黒幕として歴史の闇の世界で活躍してきた竜馬ですが、その存在に 光を当てたのは、明治時代の作家・坂崎紫?(さかざき しらん)でした。
 その後、司馬遼太カの『竜馬が行く』で、竜馬の その魅力的なキャラクターが確立し、コミックにおいては、武田鉄矢原作の『お〜い!竜馬』が秀逸で、塾の本棚にも置いてあります。
 歴史への興味は、人間への興味。
 ブンブン塾を卒業する頃には、全ての子に 歴史好きになっていて欲しいと思っています。
 竜馬のお話は、私も全20話からなる長編紙芝居を作りました。これからも、もっともっと工夫していかなきゃ♪
   

     
 BEAUTIFUL GIRL   2013/11/14    
     フィリピンネタが続いたので、ついでにもう一つ。でも、今日は少し軽いものを ♪
 左の歌は、私が初めて観たフィリピン映画の主題歌に使われていた曲で、まるで、海から吹いてくる そよ風を感じさせてくれるようなメロディです。
 タイトルの “beautiful girl”に ちなんで、多くの人が この歌をBGMにして、自分の奥さんやガールフレンドをYOU TUBEにアップしているようです。。。よろしければ、皆さんもどうぞ ♪

     
 国を信じている人々   2013/11/13

   
  大規模な自然災害の後、必ず起こるのが略奪や犯罪行為。フィリピンでも今、それが始まっています。
 日本人は、東日本大震災の後、それがなかったと世界から賞賛されました。
 それはたしかに、被災された現地の人たちの意識の高さもあったでしょう。
 私が同じ立場でも・・・などと気軽に言うべきではないですが、私もきっと日本で被災にあったなら略奪などしないでしょう。
 しかし、それを 私も高尚な人間だからなどというつもりはなく、私が基本的に国を信用しているからなんだろう と思います。「最長でも3日待てば、必ず救いの手が伸べられるもの」と無意識に信じているから 善い人で居られるのかもという意識は常にあります。。
 日本の歴史をひもとけば、飢饉の時の略奪、犯罪はいくらでも見あたります。自分はどこまで善い人で居られるだろう。「家族のためなら何だってやる」という意識が 自分の深いところにあることを私は知っています。
 フィリピンの貧しい人々は、国がなんとかしてくれるなんて 全く思っていないとは妻の弁。
 もちろん、どんな状況であっても人間性を失わずに生きている立派な人は 沢山いるでしょう。そして、それは今現在、フィリピンの被災地にも居るはず。
 私達は、襟を正し、豊かな国に生まれてきたことに 改めて想いを馳せねばねりませんね。
   

     
     経験の違い  2013/11/12
最大級の台風30号がフィリピンのレイテ島を襲いました。
 レイテ島といえば、太平洋戦争において、神風特攻隊が初めて使われた場所として日本では知られています。
 それにしても、風速90メートルなんて、今まで聞いたことがありません。
 右の写真は、鉄の船が陸地に乗り上げてしまって、まるで 3,11大震災の津波の後の写真を見ているよう。
 妻の実家はルソン島なので、今回は被害を免れましたが、洪水で家を流された経験を持つ妻は、自然災害とは無縁に生きてきた私とは、また違った心境でニュースを見ているようでした。
   

     
 
   どう思いますか?わかりません。
     2013/11/11
「TPPの問題、どう思う?賛成?反対?」
「原発は賛成?反対?」 って たまに訊かれます。
― わかりません。 だって、よく知らないんですもん・・・。
 ええ、もちろん、関心はありますし、少しは知識もあります。でも、自分の中では、まだ結論を持って良いレベルにはありません。
 「でも、この問題は 待ったなしなんだよ!自分なりの考えを持ちなよ」などと言われた日には、右の羊君のように、ニッコリしながら佇むしかありません(^^;) 
 こうなったら、鉛筆でも転がして決めましょうか? 聞きかじりの知識だけで答えを出してしまうより、よっぽど正当率が高いかも・・・
 きっと私は、自分本位の知識に酔ってる自分は許せないと思っているんでしょうね。 
   


     
     『海賊とよばれた男』   百田尚樹

     いつのまにやら私は、本を手放せない質になっていましたが、研究書や実用書の類は基本的に斜め読み。ダラダラと書かれている部分を流し読みしていても 大切な部分では自然に目が止まります。そんな感じの読書ですから、読むペースは結構早い方かもしれません。
 でも、小説や歴史物の類では、いったんハマると、スローペースにシフトダウン。
 今、ハマってるのが左の本。先日、紹介した『永遠のゼロ』の著者が昨年発表した作品です。
 出光興産の創業者・出光佐三をモデルにした歴史経済小説ですが、これまた完全に 入り込んでいます。
 読書録は普通は読後に書くものなのですが、なんとなく早く 紹介したくなってしまいました。今夜も 知らないうちに外が明るくなってるんだろうなぁ・・・

     
    日本丸   2013/11/10    

今、名古屋港に帆船“日本丸”が来ています(右の写真はイメージだけ)。
今朝は天気が良ければ、バイクで見に行く予定でしたが、あいにくのお天気で断念。また次回の来港を楽しみにすることにしました。
 それにしても、人間が 風の力で 水上を滑っていくって、なんて優雅なんでしょう(^^)
 日本丸みたいな大きい船は無理でも、小さなヨットくらい運転してみたいな・・・
   

     
     東山動物園の恐竜たち   2013/11/6
 たまたま見ていたインターネットニュースに懐かしい写真を発見。
ありました ありました、私が子どもの頃・・・東山動物園の恐竜たち。
写真は左からイグアノドン君、トリケラトプス君、ブロントサウルス君です(多分)
 鉄筋にモルタル製の恐竜ですが、結構迫力ありました。
 ウルトラマンか何かになりきりの私は、スペシウム光線を 大量にお見舞いしてやったのですが、敵もさるもの。なかなか決着はつかず 、「勝負はお預けだ!」と捨て台詞を残していつも帰ってきました。
 東山公園、最近、ずっと行ってませんが、象舎が新しくなったらしいので、久々に行ってこようと思ってます。
 恐竜たちとの決着もつけなくっちゃ!
   

     
    花祭りと田楽    2013/11/05 
     昨日は、久々に名古屋市博物館へ行ってきました。
お目当ては、奥三河に伝わる民俗芸能 ― 花祭りと田楽。
 高校時代、その魅力にはまって以来、今日に至っています。 
 塾で行うイベント・・・もちろんハロウィンや 闇鍋パーティも良いのですが、私が最終的にやりたいのは、これ。
 子どもたちに この素晴らしい民俗芸能を経験させてやりたいと思っていて、もう何年も前から構想だけは練っています。
 夜通し行う本格的なお祭りは無理としても、今年からは、勉強がてら現地に何度も足を運ぼうと思っています。
 実現は何年後になるか分かりませんが、こうご期待(^^)/
   
 ほほえみの扉                    2013/11/03    
     昨日の日記を書いていて、なぜか心に浮かんだのが、来生たかおさんの“ほほえみの扉”という曲。もう30年ほども前の歌でしょうか。当時は、俳優の三浦友和さんも謡っていました。
 この曲、大してヒットはしなかったと思うのですが、若かりし日の私の耳の奥に残り続けていたらしく、その歌詞の最初と最後の部分が、メロディと共に心に蘇りました。
 今聴いても、しっとりとした良い曲です(^^)

     
 無邪気の人か、信念の人か   2013/11/02

   
 山本太郎さんが渦中の人です。
 秋の園遊会で、天皇陛下に直接手紙を手渡したのがその理由。
 山本さんと言えば、福島原発事故以来、反原発運動のシンボルとして ちょくちょくメディアにも顔を出していましたが、最初は「大して勉強もしていないのに 無邪気な正義心だけ強い芸能人が また政治的に利用されたのかな」と勘ぐっていました。
 そして今回の騒動・・・天皇の政治利用という批判にとどまらず、天皇陛下を崇拝する右よりの人たちからは命さえ狙われかねない状況です。
 単なる無邪気の人なのか、それとも 信念の人なのか、少し興味が出てきました。今後の動向を見守りたいと思います。
   

     
 ハロウィン?コスプレ?  2013/10/31

   
 先週あたりから、名古屋の盛り場では、若者達がハロウィン気分で盛り上がっています。 
 ハロウィンは もともと古代ケルト民族のお祭りで、日本で言うところの お盆と収穫祭を合わせたようなものです。
 それが日本に来ると、イベントに早変わり・・・クリスマスとおなじ感覚ですね。
 それでも何年か前までは、それなりにお化けのコスチュームという基本を守っていたのですが、今ではもうすっかりコスプレパーティの趣です。
 それを喜ぶ 私と同年代の男性も少なくないようですが、残念ながら、私はコスプレには全く興味がありません(ホントですってば!)
 来年の塾のハロウィンパーティでは、ちゃ〜んと ハロウィンの歴史から説明しなきゃ(^^;)
   


     
   神話を学ばない民族は滅ぶ・・・?                   2013/10/30  
     
   「12才くらいまでに、民族の神話を教えない民族は例外なく滅びている」 
と言ったのは、有名な歴史学者 アーノルド=トインビー博士(左写真)ですが、それが当たってるとしたら、ちょっと恐い話しですね・・・日本の小学校では『古事記』などの神話を教えないんですから。
 トインビー博士の言葉にビビッたわけではないのですが、『古事記』に出てくる神話(神世の章)を10年ほど前に紙芝居にしました。今はリメイク中です。
 それにしても、古事記に出てくる日本の神様達は、欲望に忠実で やりたい放題。 一神教の神様のような人格者(神格者?)は ほとんど見あたりません(^^;)
 こんなこと 子どもたちに教えて良いんだろうか・・・そっかぁ、反面教師として教えればいいんだ・・・いやいや、神様を反面教師なんて言ったらバチが当たる・・・
 そんなことを考えながら行き着いた結論は、「神様でさえ せいぜい こんなもん。 失敗しても ちょっとくらい悪いことしても、反省して また やり直そう」ということ。
 右の本は、創作クラス(土曜日三時から)に来ている生徒が 私に教えてくれた本。とっても読みやすかったです。
 
 

     
 ハロウィーンパーティ 2013/10/29    
     毎年恒例のハロウィンパーティを無事終了することができました。
 保護者の皆さまには、物心両面でご協力を賜り、この場を借りて深くお礼を申し上げます。
 今年は、お借りした部屋の下水が溢れ出したり、ルミカの液漏れが多発したりと ハプニング続出で、年少者に対する配慮をはじめ、何かと気が届いていなかったのではないかと不安が残るイベントでした。
 今回のことを教訓にして、来年、さらに楽しいイベントを行えるよう頑張りたいと思います。

     
  『永遠のゼロ』    百田尚樹

 
 タイトルにある“ゼロ”は、零戦のゼロ。太平洋戦争中、特攻隊員として死んでいった祖父・宮部久蔵の足跡を孫たちが辿っていくお話です。
 軍隊という粗野な環境にあっても、丁寧な物腰を崩さず、家族を愛し、ひとたびゼロ戦に乗れば、その腕は天下無敵だった男・・・「え〜っ?できすぎでしょ!」と感じないではありませんが、先日紹介した ホセ=リサ―ルにしても、“ブレイブハート”のウィリアム=ウォレスにしても そうであるように、豪快闊達な人物の話しより 私には こういった “外柔内剛”の人物像を描いたものが好きなようです。
 600ページほどの中身の多くの部分を、実際の戦闘描写に費やしていますので、女性には少し読みにくい部分もあるかもしれませんが、ネットで見てみると、「感動した」という女性の意見が圧倒的に多いようです。ええ、私も 読後は感無量でした(T_T)
 12月には映画公開ももされるそうで、そちらも楽しみです(^^)
   

     
 イチロウ VS エガちゃん   2013/10/27

   
     女性から最も不人気なタレントの1人とされる江頭2:50(通称:エガちゃん)と メジャーリーグのイチロウ選手の言葉を並べるという暴挙・・・と最初は思ったのですが、途中からエガちゃんの言葉が輝きだします。
 イチロウ選手が、自分の感じ方を自分なりの言葉で表現する能力に優れていることは以前から知っていましたが、エガちゃんも どうしてどうして、その純粋さに心打たれました♪(全部ではありませんが・・・(^^;))


     
 横顔   2013/10/24

   
     人の横顔に時々 みとれることがあります。
 この動画では、歌手の玉置浩二さんの横に ただボンヤリ据わってるだけの 土方のおじさん(北野武さん)が とても良い横顔をしています。
  もちろん、横顔だけで その人の人生が判るものではありませんが、それでも なんとなく想像してしまいます・・・この人は どんな風に生きてきたんだろうって。
ちなみに、この歌のタイトルは“嘲笑”― 作詞が北野武となっています。
 きっと、自分に対してつけたタイトルなんでしょうね。「いい年して、こんな詩書いて」っていう意味で・・・ いえ、なかなか 良い歌です。みなさんも是非 聴いてみて下さい♪ 


     
     やりたがり    2013/10/23
  映画好きな妻は、毎日1本 映画を観ることを日課にしているようなところがあります。
 昨日観たのは、オーストラリア映画だそうで、サーフィンをモチーフにしたお話。曰く「すごく面白かった」そうな。
 「私も観たい」というと「ダメ」という返事。理由を聞いてみると、「あなたは、すぐに やりたがるから」 だそうです。
 まさか、いくらなんでも、この年からサーフィンをやってみたいとは言い出しませんよ(^^;) 若い時にやっていたウィンドサーフィンを再開する機会を うかがっては いますが・・・
   
     
 スイートって?   2013/10/22
   
     現在、我が家には ネコが3匹・・・雑種とアビシニアンとロシアンブルーですが、一番スイートなのが、年下のロシアンブルー。
 ちょこんとヒザの上に乗っかってきても、「あっちいけ」と追いはらわれることも少なく、なんとなく いつも得をしています。
 一方、同じ仕草をしても、オヤジっぽく見えるネコも居て、待遇面で なんとなく損をするのが このタイプ。
 さて、我ら人間。見た目のスイートさは加齢とともに劣化は避けられませんが、内面のスイートさって 何でしょう ― 無邪気さ?明るさ?喜怒哀楽を素直に出すこと? ― それって私じゃんと私の妻。じゃぁ 私はオヤジネコタイプ? おいおい(^^;)

     
     国と個人はイコールではありません 
2013/10/20


     10月8日の日記で、在特会への判決について触れましたが、その後も ヘイトスピーチのことが気になって、とりあえず 買ってみたのが左の本。
 ヘイトスピーチを行う人たちは、在日の人たちが多く住む地域に集団で押しかけ、「皆殺しにしろ」「日本から叩き出せ!」と叫ぶのですから常軌を逸しています。YOUTUBEなどでその映像を見ると、「同じ日本人が こんなことを言うのか」とショックを受けます。
  私も 夜の仕事では(9月5日の日記)、時に、これ以上ないと思えるような罵詈雑言を浴びせられますが、そういった経験を自分の中で昇華させていくには それなりの時間がかかります。 在日として、それまで普通に暮らしていた人たちが、突如こんな酷い罵声を浴びせかけられれば、どんなにショックだったことかと思います。
 
 小学校6年生になると学校では歴史の授業がありますが、少し時事問題に興味がある子だと、最近の風潮を察してか「中国なんか」「韓国なんか」という言葉がポンと飛びだします。
 もちろん、そもそも国というものは “自国を守り、民を富ませる” ということが最大の目標なのですから、どうしたって自己中心的になりますし、それはある程度仕方がありません。
 しかし、国と個人はイコールではありません。
 私達は、中国や韓国などの“国”に対しては、言うべきことを ハッキリ言わねばなりませんが、同時に 「人の好き嫌いは、国の好き嫌いとは別だ」と自分に強く言い聞かせなければなりません。
 「罪を憎んで人を憎まず」という言葉がありますが、その表現を借りれば 「国は憎めど 人は憎まず」です・・・いえ、国だって そう簡単に憎むべきではありませんが。

     
 10月のコラム

「どうせ頭悪いし・・・」
 
 勉強において、少々努力不足の子に定番の言葉が、「どうせオレ(ワタシ) 頭 悪いし」。
「バカ言ってんじゃないの!」 と一喝したいところですが、一歩退いて、この言葉の裏に どれほどの意味が込められているか、心理的に少し分析してみたいと思います。

@ 自分の努力不足を責められないように 話題をすり替えて防御戦を張ろうとしている。
   ・・・自己防衛

A それに付け加えて、できない責任を自分ではなく、自分意外の人(たとえば、自分を 生んだ親)にあると思わせようとしている。
   ・・・責任転嫁

B 自分の自尊心を傷つけた相手を非難している。
   ・・・直接的攻撃性

C 相手を非難しながらも 相手からの反撃は食いにくいように「自分を卑下する」という形をとっている(相手のことは直接的には何も非難していな い)。
    ・・・自虐性を伴った歪曲した攻撃性

D その上、相手から「そんなことないよ」という同情の言葉や 「お前は やればできる奴だよ」という暖かい言葉を引き出して空気を変えようとしている。
    ・・・甘えと期待

 みなさん、どう思われるでしょうか?「 言われてみればなるほど・・・」と思われませんか?
 ざっと、挙げてみても これだけの心理を無意識に使いこなしているわけです。 子どもとは言え、あなどれませんね。
 しかしながら、子どもがなぜ こんなに複雑な心理を使いこなせるかというと、他人の口癖を どこかで まるまる写し取ってきたからです。
 人間の脳は 「これ 使えそうだな」と判断すると、裏に込められた心理ごと 自分の脳に写し取ってしまいます。いわゆるコピーアンドペーストです。
 もっとも、元を正せば、上の5項目くらいのことは、子どもの脳は全て見抜いているので 「これ使えそうだな」と思うわけですが・・・
 
 さて、この 「どうせオレ(ワタシ)頭悪いし」・・・実に隙のないレトリックですが、残念ながら 厳しい大人の社会では通じません
 なぜなら、こういった “ふてくされ系レトリック” は既に使い古されすぎて、「こんなことを言う人は “あまちゃん”として扱いましょう」という共通認識が出来上がっているからです (とはいえ、いい年して たまに こういうこと言う大人もいるようですが)。
 1960年頃から急に先進国の子どもたちの間に広がりだした、こうした “自分を被害者に仕立てて大人(親や教師)を責めるレトリック”・・・ 「大人は ぼくたちの気持ちなんか分かってくれない!」 なんていうのは その代表です。学園ドラマなどでは、お馴染みの台詞でしたね。
 とはいえ、謙虚に振り返れば、私達 親の世代は、こうした空気にドップリ浸かって育ってきた世代です。いわば、ズルさを目一杯利用してきた世代なのですが、それはそれで反省して、そういったことは私達の世代で終わりにしなければなりません。
 人間の成長を阻むこれらの “ふてくされ系レトリック” ― 「そんなことを言う奴は、単なる“あまちゃんだ”」という共通認識を子どもの世界にも 早く作ってやることが大切です。
 天災を除いて、身のまわりに起こることの99%は自分に起因する・・・こんな感覚を育てたいものです。
  

     
     Brave heart   2013/10/14
 昨日の日記で ホセ=リサ―ルについて書きましたが、それに少し近いイメージを持つのが、中世スコットランド独立戦争の英雄 “ウィリアム=ウォレス” を取り上げた映画「ブレイブハート」かもしれません。 
 全編を通じて サウンドも素晴らしく、私の心に深く残り続けています。
   

     
マイヒーロー   2013/10/13

   
 「あなたの国の英雄は誰?」と訊かれたら 皆さんなら誰の名前を挙げるでしょうか?
 私の妻の国フィリピンの人たちに同じ質問をすると、10人中9人は「ホセ=リサ―ル」の名前を挙げます。
 日本では あまり馴染みのない名前ですが、西欧諸国の植民地支配に苦しんだアジア諸国では、独立運動の旗印として有名な人物です。
 独立運動というと勇猛果敢な憂国烈士を想像するかもしれませんが、ホセは、子どもの頃から詩を愛し、学問を愛し、美を愛した人でした。
 それに加え、頭脳明晰・言語に堪能で、外国語は実に22カ国語を自由に操ったと言います。日本の知の巨人・南方熊楠でさえ19カ国語だというから驚きです。
 そんなホセは、一時、スペインの追っ手から逃れ、日本に滞在していたこともあり、その時、“おせいさん”という女性と恋に落ちています。
 しかしホセは、祖国を独立に導くため再び立ち上がり、おせいさんとのつらい別れを乗り越えて再び祖国に帰って行きます。
 最後はスペイン軍に掴まってしまうのですが、銃殺の日、ホセは、自分の家族が亡骸を引き取りに来たときショックを受けないよう、頭ではなく心臓を撃って欲しいと頼み、スペイン側もそれを受け入れます。
 銃声が鳴り響く中、普通なら前のめりに倒れるところを ホセは体をひねり空を見上げながら倒れたそうです。
 これも 傷や泥が付いた顔を見せては家族が悲しむという配慮だったと ホセを知る人は言います。
日本には ちょっと見あたらないタイプの英雄ですね。
   

     

     ラヴェンダー畑  2013/10/11
 私は20才前後に、 お金も持たず、国内のあちこちを旅してまわっていたことがありますが(お金が無くなったら、その地で短期のバイトをします)、それ以来、あまり頻繁に旅行に出かけることもありませんでした。
 「あぁ、いいなぁ」と思った場所は、【 行ってみたい所リスト 】の中へ。老後の楽しみにしてあります(^^)
そんな中、北海道のラヴェンダー畑は 、まだオートバイで長旅できる体力があるうちに行ってみたいところ。 来年あたり出かけてみようかな ♪
   
     
     “儚”   2013/10/10
 【にんべん】に【ゆめ】 と書いて
 「儚い(はかない)」 
  なかなか 良い響きです。
 多くの先達たちが、自分の人生を振り返り、そこに 「夢」という字を充てました。
 ということは、私達は今、夢を見ている最中なのかも・・・
 現実を見なきゃ、地に足をつけなければ、大地に根をしっかりと下ろさなきゃと あがいてみても、後で振り返れば 「夢を見ていたのか」と感じるのでしょうか。
 そういえば、あの太閤秀吉さんも
「露におち 露に消えにし我が身かな 浪花のことは夢のまた夢 」と辞世の句を詠んでいましたね。
 その夢という文字に【にんべん】をつけ、「夢を見る人」として “儚い(はかない)”・・・やっぱ良い響きです ♪
   

     
     法治国家という誤解  2013/10/09

     またストーカー殺人事件が起きてしまいました。
警察に相談に行った その日に起きた この事件。
  私は過去に 何度も同種の相談を受け、一緒に警察に行ったこともありますが、警察側の対応は ― 「何かあったら すぐに警察に電話してください」
 何かあってからでは遅い。でも、24時間体制で護衛してくれるほど 警察には人的余裕はありません。
 身辺警護のボディガードを頼めば、一日何万円もかかります。
 “法治国家”というのは、どんな時も 法律が護ってくれるという意味ではありません。
 どんなに豊かな国で生まれようと、順番は あくまで 「自助→共助→公序」。
 現代の日本で圧倒的に弱いのが共助の部分。私達が地域活動に参加することを面倒くさがり、個人単位、家族単位のみで生きていく選択をしてきた結果です。
 友達や地域の誰かがストーカーに付きまとわれたとき、私達は「じゃぁ、交代交代で その人を24時間護ってあげよう」という話しになるでしょうか?皆、それぞれに忙しいわけですし、自分が事件に巻きこまれるのも恐いので、なかなかそういう話しにはなりませんね。
 ということは、反対に 自分がストーカーに付きまとわれたりした時、護ってくれる人は誰もいないということになってしまいます。
 だから、私達は 地震への備え以上に真剣に 犯罪から身を護ること・家族を護ることを考えねばならないのだと思います。

     
     言論の自由か?            2013/10/08
 人種差別的な発言を公の場で繰り返すことをヘイトスピーチと言いますが、そのヘイトスピーチを 相手が子どもであろうがお年寄りであろうが遠慮なしに繰り返してきたネット右翼(ネトウヨ)への司法判決が出ました。
 損害賠償 1226万円。その額が適当であるかどうかはともかく、ヘイトスピーチを違法と認定した初めての裁判として一定の評価はしたいと思います。
 私達日本人は温和な民族と言われる一方で、「正義でなかったら悪、美でなかったら醜、左なかったら右・・・」と、極端に走って スッキリしようとするところが 少なからずあります。
 子どもの時から、「○か×か」「答えは1つだけ」という思考に慣らされすぎて、スッキリしない状態に対する耐性が育っていない私達。
 でも、これからの教育では、自然科学では答えは1つでも、社会科学では 答えは1つではないことの方が多いことを しっかり教えていかなくてはなりませんね。
   

     
     “渡良瀬川”  2013/10/06
 私は東京生まれの名古屋育ちですから 街育ちということになるのでしょうが、高校3年間は奥三河の自然豊かな土地で過ごしました。
 “渡良瀬川”は、その時の川のせせらぎを思い出させてくれる歌。
 オリジナルは、森高千里さんですが、たまたま男性ヴォーカル(河口恭吾さん)が謡っているのを発見。
 男性バージョンも これはこれで良いなぁと思い、さっそく私もギターで生演奏。まだ下手くそなので、ネコだけに聴いてもらいました ♪
 

     
    運が良ければ赤信号
         2013/10/05

  街路樹の周りや路肩の土に 最近は色んな花が咲いています。
 きっと近所の人が植えるんでしょうね。
 今日は、バイクで信号待ちしている時、ふと横を見ると うす紅色のコスモスが咲いていました。
 信号が青になるまでの ほんの数十秒のブレイクタイム ♪
 明日も 運良く信号が赤ならブレイクタイ ・・・いやいや、私の前に何台か停まってくれていなければ、見当違いの場所で停車しなければなりませんね 。人生、花との出会いさえ なかなかままなりません (^^;)
   


     
     『吉野 弘 詩集』  2013/10/2    

     下の詩を初めた読んだのが云十年前。
 今では結婚式のスピーチとしても 使い古されてしまった感がある この詩ですが、夫婦間にかかわらず、近しい人との関わり合いにおいて、とても大切なことを言っています。
 「祝婚歌・・・僭越ながら、この詩の後半に なんとなく言葉の据わりの悪さを感じたりしますが、きっと それは、私の感覚の方がおかしいのだろうと言い聞かせながら、以下全文です。

二人が睦まじくいるためには愚かでいるほうがいい

立派すぎないほうがいい

立派すぎることは長持ちしないことだと気付いているほうがいい

完璧をめざなないほうがいい

完璧なんて不自然なことだとうそぶいているほうがいい

二人のうちどちらかがふざけているほうがいい

ずっこけているほうがいい

互いに非難することがあっても

非難できる資格が自分にあったかどうか

あとで疑わしくなるほうがいい

正しいことを言うときは少しひかえめにするほうがいい

正しいことを言うときは相手を傷つけやすいものだと

気付いているほうがいい

立派でありたいとか正しくありたいとかいう

無理な緊張には色目を使わず

ゆったりゆたかに光を浴びているほうがいい

健康で風にふかれながら生きているなつかしさに

ふと胸が熱くなるそんな日があってもいい

そして

なぜ胸が熱くなるのか黙っていても

二人にはわかるのであってほしい



     
     紙芝居アップしました                 2013/10/01
 子どもにとって、学校の存在は大きなもの。
 学校で評価されれば自信も付きますし、やる気も上がりやすいということは少なくとも言えそうです。
 何年か前、自分の努力不足を棚に上げて、なんでも母親のせいにする生徒が居ました。
 挙げ句の果てには 「なんで ぼくなんか生んだの!!」などと言い出す始末。
 「努力をしない お前が悪い!」と叱ることは簡単。でも、その前に 少し考えさせるために作った時の紙芝居です(動画は4分ほど) 
   

     
     『雨ニモ負ケズ』 実在のモデル                       2013/09/30

     皆さんご存知、宮沢賢治の 『雨ニモ負ケズ』。
当塾の武道クラスでも 10月はこの詩の暗唱を行います。
 この詩は、宮沢の死後、彼のノートから偶然発見されたメモであり、特に 作品として発表したものではありませんでした。
 
 さて、この詩の最後で 「褒められもせず、苦にもされず、そういう者に私はなりたい」 と宮沢が呟いた背景には、郷土のキリスト者・斉藤宗次郎への憧れがあったと言われています。
 当時、宮沢と斉藤の故郷、岩手県では、キリスト教徒は激しい差別と迫害を受けていたそうです。
 斉藤は毎日、罵声を浴びせられ、石を投げられ、娘までイジメで亡くしているのに、それでもなお 村の子どもたちのために 毎朝 雪かきをし、病人に寄り添い、年老いた者の杖となって歩く日々を送ったそうです。

 『雨ニモ負ケズ』は 戦前戦中は政治的に利用されたりした経緯もありますし、作品に改めて目を通せば、「それは ナルシスティックにすぎるだろう」と感じないでもありません。
 しかし、それでもなお、自分の権利を求めること ばかりに慣れすぎた私達現代人の、行き過ぎを中和してくれる意味において やはり 『雨ニモ負ケズ』は 子どもたちにも しっかり学ばせたいと思います。
 
 


     
 祈り    2013/09/29
   
     キリスト教徒にとって、日曜日は礼拝の日。
 正直に言うと、私は未だに 聖書の言葉には???なのですが、祈りを捧げている人たちを間近に見ると 未だに心を動かされます。
 静かに頭を垂れたり、両手を組んで眼を閉じたり、両掌を天に差し出したり・・・人間にとって 一番美しい姿のような気がします。 

     
     桜宮高校バスケ部顧問
 判決下る 2013/09/26
 判決が出ました。懲役1年、執行猶予5年。
今でもどこでも普通に見られる 部活における鉄拳指導。
 私は この顧問のような やり方は昔から大嫌いですが、それでも、私達が勘違いしてはならないのは、この顧問は殺人犯ではないということ。
 塾の子どもたちも中学や高校になれば こういった顧問が居る部活に当たるかも知れません。
 今現在、子供が小学校の部活に入っているご家庭では特に この問題を話し合って欲しいと思います。 そして 「あの子は死ぬ必要なんかなかった。部活を辞めれば良いだけだった」と 今のうちに しっかり伝えておいて欲しいと思います。
 闘魂ビンタは、猪木さんだけで十分です 
   

     
 よっ 健さん! 2013/09/26    
     1985年公開。この時 私は弱冠二十歳。
 高倉健の作品にしては チャラいと言われたりしますが、私はこれが好き。
 女優の田中裕子さんも この作品から好きになりました。
 バックに流れるジャズも格好良く、色んな意味で大好きな映画です。
 今でも時々、DVDで好きなシーンだけチラ見したりします(^^)

     
     落暉(らっき) 2013/09/25
 先に紹介した『生まれ出ずる悩み』のモチーフになった画家・木田金次郎は、有島の死後、画家になる決意をし、生涯 数多くの作品を描きましたが、その多くが大火で焼失していしまいました。
 右の作品は 大火の後に描いた作品の中で、私が特に心を引きつけられたものの1つ。
 同氏は 生涯、生まれ故郷である北海道・岩内から離れず、故郷の海と山を描き続けたそうです。
 私は この年で まだ北海道に行ったことがないのですが、いつか必ず、かの地にある“木田金次郎美術館” を訪れてみたいと思っています。 
   

     
     『生まれ出ずる悩み』 
        有島武郎
 「絵を描きたい」「画家になって絵を描き続けたい」という夢がありながら、貧しい漁村に生まれたがために、鯡(にしん)漁という過酷な労働に明け暮れる青年の半生を描いています。
 実は、このお話は、有島武郎本人が出会った実在の人物(木田金次郎)の半生をモチーフにしています。
 繊細な心と 漁で鍛えられた鋼のような肉体を持った主人公が、生まれながらに背負った運命の前に 無言のまま立ち尽くす様を 有島独特の 重くて詩的な文体で 書き綴っています。
 木田は 後年、画家になるという夢を実現するのですが、有島は それを見ることなく 1923年、人妻と心中しました。
「愛の前に、死がかくまで無力であるとは、この瞬間まで思わなかった」とは 有島の言葉です。
   

     
風立ちぬ  2013/09/23

   
     久しぶりの映画館。
慢性睡眠不足のような私は、映画館の照明が暗くなると3分以内に眠ってしまうので、妻は「お金の無駄」と怒るのですが、今日は 1人でお出かけ。
 前半は睡魔に襲われたものの、徐々に映画の世界に入っていきました。 
 作品の中には、一貫して風が吹いていて、その風に向かって 熱い情熱と恋心が 急ぎ足で歩いていきます。
 宮崎監督が、ご高齢を理由に引退されたのは寂しい限りです。
 「長編アニメは無理でも、紙芝居アニメくらいなら できるでしょう。是非やってください」と 誰かお伝え願えないでしょうか・・・

     
      ♪生きてることが辛いなら                  2013/09/21
 なんのコマーシャルでしたか、一時 放送禁止になった この歌が、最近また テレビで流れるようになりました。
 もっとも、物議をかもした1番の歌詞 ♪ 生きてることが辛いなら、いっそ小さく死ねばいい。 恋人と親は悲しむが、三日と経てば元通り・・・ ♪ は封印されていますが。
 私自身は 生きてることが辛いから死ぬなんていうのは 格好悪くてイヤですが、この歌を作った森山直太朗さんの 「今、生きることが辛いと思っている人を 強い言葉で励ましたい」とする気持ちが よく伝わってきます。
 もしかしたら ご自身も そんな時期があったのかもしれませんが、真面目に生きている人だなぁ という気がしました。
   

   
 中秋の名月  2013/09/19

  ♪ うさぎ うさぎ 何見て はねる? 十五夜お月様 見て は〜ね〜る ♪
 その先の歌詞が 本当はありそうなのですが、ないそうです(^^;)
 ちなみに 月で餅つきをしているウサギ・・・行き倒れた旅人を救うために なんと自ら火の中に飛び込んで丸焼きになり、旅人に飢えを凌いでもらおうとした すごいウサギらしいです。
 旅人の正体は 実は帝釈天という神様で、ウサギのことを不憫に思った帝釈天が、ウサギを月に送り 永遠の命を与えた ということです。
 お月様に 思わず手を合わせたくなりますね

   
こらえたらダメ? 2013/09/18 

 
 『 苦しいこともあるだろう
 言いたいこともあるだろう
 不満なこともあるだろう
 腹の立つこともあるだろう
 泣きたいこともあるだろう
 しかし、これらをじっと こらえてゆくのが
 男の修行である 』
とは、 山本五十六 連合艦隊司令長官の言葉。
 心理カウンセラーの先生からしてみると 「じっと こらえるのは、精神衛生上 良くない」なんて言いたくなるのでしょうが、ある程度以上の負荷をかけなければ強くならないのは、体も心も同じこと。
 “男の修行”の部分を そのまま “女の修行” と言い換えても良いと思いますが、私は“子どもの修行”と 置き換えても これまた よろしかろうと思います (^_^)v 
 

   
 『自分の感受性くらい』
           茨木のり子
 
  先出の詩人 茨木のり子さんの詩。最後にパンチが効いてます。以下全文。

 ぱさぱさに乾いてゆく心を ひとのせいにはするな
みずから水やりを怠っておいて
 気難しくなってきたのを友人のせいにはするな
しなやかさを失ったのはどちらなのか
 苛立つのを近親のせいにはするな
なにもかも下手だったのはわたくし
 初心消えかかるのを 暮らしのせいにはするな
そもそもが ひよわな 志しにすぎなかった
 駄目なことの一切を 時代のせいにはするな
わずかに光る尊厳の放棄
 自分の感受性くらい自分で守れ、ばかものよ 

   
 淡々と  2013/09/16
 
    今日は敬老の日。 父の様子を見に ちょこっと バイクでお出かけ。
 父の住む公団住宅の近所を 一緒に散歩しました。
 
 母が他界して5年。
 寝たきりだった母が床擦れしないように、20年間淡々と、15分ごとに母の体位を変え 体をさすり続けた父。
  詩人の茨木のり子さんの表現を借りれば、「まっとうとも思わずに まっとうに生きている人よ 」ということになるのでしょうか。
 その間、家も財産も全て失ってしまったけど、ちっとも後悔している様子はありません。
 そんな父が今日は、
 「お前の作る 妙ちくりんな紙芝居より オレの方が上手いぞ」と言いながら 最近はまっているコラージュアートとやらを見せてくれました・・・ あ、左の写真は違います(^^;)

   
 『死ぬときに後悔すること 25』 大津秀一

 
 私の本棚には、「死ぬこと」や「人生の最後」に関する本がいっぱい。 私に 老人性鬱症状による自殺願望があるんじゃないかと家族が疑ったらしいです(^^;) 
 まさか、そんなことはありません。借金取りに負われているわけでもありませんし、「なんとなく不安だから」というだけの理由で命を絶ってしまえる芥川龍之介のような 繊細さもありません。
 ただ、死を意識することで生が愛おしくなる ― 卒業式が近くなると、 式までの一日一日が大切なものに感じられるように ― そんな感覚を自分の中に育てたいという想いが強いんだと思います。
 なにはともあれ、死について考えることから逃げた教育は、フワフワと宙を浮いた、今風に言えば“チャラい教育”になると思います。
 著者は 終末医療に関わり、多くの死と向き合う中で、人が死ぬときに後悔することを 具体的に掲げています。
 名もなき普通の人たちから学ぶ歴史って こういうことかなって思います。
 

   
   敬老の日を前に想う 2013/09/15 

   おじいちゃん子・おばあちゃん子 というわけでもないのに、私はなぜか、子どもの時からお年寄りが好きな子でした。 きっと お年寄りの“枯れた雰囲気”の中に どこか安らぐものを感じたからだと思います。
 写真の男性、深みがあって とても良い顔 ― 不遜ながら 「良い枯れ方をしてきた人だなぁ」と感じます。 
 でも、ジッと見ていると、その眼と表情から、強さであったり頑固さであったり、はたまた ズルさであったり、諦めであったり・・・色んな心を感じます。
 きっと そういうものなんでしょうね、年輪を重ねるって。そして、それで良いんだろうなと思います ♪
 でも、できることなら 少しずつでも煩悩を減らしながら年を重ねたいものです・・・ 
 人生の折り返し地点は 過ぎている私。少しずつ少しずつ 人生のしまい方と その覚悟を作っていかねばなりません。
 自分の親には もちろん長生きして欲しい。 それでも、私自身は、その時期その時期に、自分が周囲から もらっているものの大きさと、自分が周囲にあげられるもの大きさを比べながら、人生のしまいかたを考えたい・・・そんな風に思ってしまいます。
 ちなみに この写真の男性、『アルプスの少女ハイジ』実写版の おじいさん役の方 らしいです ♪ 

   
  四季の歌   2013/09/14

   今日、ラジオから懐かしい歌が聞こえてきました― 四季の歌。 ♪春を愛する人は、心清き人〜♪きっと 皆さんもご存じですね。
 季節の中では、私は秋(晩秋)が一番好きなので、「秋を愛する人は何だっけかな?」と気にして聴いてみると、♪秋を愛する人は 心深き人。 愛を語るハイネのような ぼくの恋人〜♪
 ぼ、ぼくの恋人・・・ってですかぁ。それにハイネさん、男ですし・・・(^^;)
 それはともかく、愛を語るハイネさんって どんな人だっけと ちょっと調べてみたら、出るわ出るわ、歯の浮くような詩がいっぱい出てきました。やっぱ日本語に訳しちゃうから ヘニャヘニャな感じになってしまうんでしょうねぇ。
 しかし、ハイネさんはこんなことも言っていて ちょっと感心。曰く
『 自由が新しい宗教であり、それが世界中に広がることは間違いない』 と。
 200年も前の人です。すごい先見の明ですね。
 もしかしたら、愛を語ると 先を見る眼も磨かれるのかも・・・ いやぁ、真似はしませんが (^^;) 

   
 スピードオーバーはいけません

 2013/09/13
 広々とした海岸線を走る自転車。
気持ちよさそうですね〜
 でも、街中を走るなら話しは別。 “その気持ちよさは 諦めること” と 子どもたちに教えたい。「スピードの出し過ぎはいけません」と 標語のようなことを言うと
 「先生、どのくらいの速さで走ればいいんですか?」
 と すかさず質問。
 「そうだねぇ、道で おばあさんが足を怪我して困ってるのに、ピューッと通り過ぎて、『ま いっかぁ…』 とならないくらいの速さがいいかな 」 と私。
 そういえば 先日、 盛り場の歩道で 酔っぱらいのサラリーマンが倒れて(寝て)いましたが、 そちらは 「ま、いっかぁ…」 です。
そこまで優しくありません (^^)
 

   
   あれから12年   2013/09/11  
 “SOME SEE A WEED, SOME SEE A WISH”
  何と訳せば良いのかな?
 
― アメリカの同時多発テロから今日で12年。
 未だに1000人を越える人の身元が分からないと言います。
 これ以上ないほどの深い悲しみに囚われたとき、人の瞳は悲しみを越え、時に虚ろに見えます・・・道端の雑草(WEED)をぼんやり眺めているような目

 ニュースの映像を見ただけですが、メモリアルパークを訪れる人たちの瞳に悲しみが戻っていたような気がしました・・・当時のような虚ろな瞳ではなく。
 きっと 悲しみの中に 灯り(WISH)を見つけた人も たくさん居るんでしょうね♪

   
   神様が近い時間  2013/09/10

   秋になると、ちょうど黙想の時間帯に きれいな夕日が教室に差し込みます。
 すると、なんの変哲もない教室が朱色に染まり、どことなく厳かな空気ができ上がります。
 そんな時、私は子どもたちに こんなことを語りかけます。「夕方は 神様が一番近くにいる時間だよ」と。
「え〜っ!神様が すぐ横に居るの〜?」 というリアクションがかわいいです(^^)
 はい、ごめんなさい。いいかげんなこと言いました(^^;)
 もちろん私は 神様に会ったこともありませんし、ほとんど無宗教に近い家庭に育ったわけですから、はっきり言えば 神様を信じているとは言えません。
 それでも、妻と一緒に教会に行けば、私は神様に 「子どもたちを幸せに導く道具として私をお使いください」と祈ります。
 結局、 自己暗示と云うことになるのでしょうが、そう暗示にかかっていた方が 心 穏やかで居られます。
 少なくとも 子どもたちがサンタクロースの存在を信じている年頃まで、大人は子どもに神様を語ることが望ましいと思います。
 どんな神様を語れば良いのか・・・ですか? その話は 近いうちに また・・・

   
 オリンピック決定に想う 2013/09/09

 
  2020年、東京オリンピックが決まりました(^^) 1964年東京オリンピックの年に生まれた私としましては 感慨ひとしおです。
 オリンピック招致のために骨身を惜しまず努力をされた方々に心よりの敬意を表したいと思います。
 しかながら、ほんの半年前までは、国内におけるオリンピック熱が全く高まらず(私もそうでした)、どことなく冷めた感じだったことなど すっかりと忘れたかのような今回の 盛り上がりには 若干の苦笑い・・・「遠足なんて つまんない!」と ブーたれていた子が、遠足から帰ってきた途端、「あのね、お母さん、○○でね・・・」と遠足での出来事をキラキラした顔で話してくれる、そんなイメージと 少し重なりました(^^;)
 何はともあれ、世界が注目する大イベントまで あと7年 ― 大地震や富士山噴火などが心配され、対外的には尖閣問題や北朝鮮のミサイルの恐怖、汚染問題だって「ホントに大丈夫?」って、なぜか心配性の私。
 私の体が引き締まっても 仕方ないのですが、感慨と共に なぜか身が引き締まる想いがした 五輪決定の日でした。 
 

   
 良いものは良い  2013/09/08  
   韓流アーティストの曲は 日本のクラブでも とても 盛り上がります。
 韓国と日本 ― 最近、国と国はギクシャクしていますが、良いと思う物は良いと 素直に言いたいものです。
 韓国の若者達、とてもパワーがあって 良いです(^^)
 特に韓流ファンというわけでは ありませんが、歌にしろ映画にしろ、時々 おっ!と思います。

   
 眠れぬ夜は  2013/09/07  
   いつでも どこでも 3分だけでも ― まるでカップラーメンのような睡眠をとれるのは、私の得意技なのですが、深夜の仕事の後は 神経が高ぶって なかなか寝付かれない時があります。
 そんなとき、最近は よく金管器の音楽を聴きます。
これは、先日、友人から教えてもらった“ CHIRIS BOTTI” というトランペット奏者。
 静かな たたずまいと 落ち着いた音色がお気に入りです。
相方のバイオリンの女性も とても素敵です(^^)
 今日も 既に 朝の5時過ぎ。早く寝なくっちゃ(^^;)

   
深夜の危ないお仕事・・・  2013/09/05

 
昨日の日記を見た友人から一言・・・
「世の中で一番騒がしい所に居るくせに・・・」
あ、そっか、忘れてました(^^;)
 今は 多くの子どもをお預かりしている当塾ですが、開塾当時、集まった生徒は たった1人。そして半年後に もう1人・・・そんな感じで、生活苦はすぐに訪れました。
 そんな時、出会ったのが盛り場の用心棒やボディガードの仕事。 始めて もう十云年になります。
 音楽のボリュームMAXで そこに お色気と お酒が加われば、暴力沙汰はつきもの。乱闘になれば相手が誰なのかもわからず、そこに凶器も加わり・・・今まで習ってきた武道とは異なる世界がそこにはありました。
 そんな中でも、できるだけ相手に怪我をさせないように気をつけながら こちらも怪我をせず、丁重に(?)お帰り頂かねばなりません(^^;)
 世間から見ればマユをしかめたくなるような仕事ですが、学ぶことが とても多く、塾の仕事の上でも 多くのヒントをもらっています。
 とは言え、人間性を失ったような酷い暴力があった夜は、静かな音楽を聴いたり キレイなものを見たり、優しいものに触れたくなります・・・きっと 心がバランスをとろうとしているんでしょうね。 次の日、塾の子どもたちの顔を見ると ほんとうにホッとします(^^)
 妻からは 「そんな危ない仕事、早く引退すれば?」と言われたりしますが、あと少しだけ 似合わないことを続けようと思っています。。。右の映像は、私の居るclubでも活躍してくれているDJさんです。
 

   
  

 似合わぬことは無理をせず・・・ 2013/09/04
 今の私と同じ年齢(48才)で亡くなられたシンガーソングライターの河島英五さんの歌 『時代おくれ』 ―
♪ 一日二杯の酒を飲み〜 ♪ で歌詞が始まるように、酒をこよなく愛した方だったそうです。
 私はお酒を あまり呑まないので、飲み会の場などは あまり得意でなく、そもそも みんなでワ〜ッと盛り上がる場所が苦手(^^;)
 「もっと 気楽に生きろ!その方が人生楽しいぞ」などと 昔は 友人に言われたものですが、私は結構 気楽に生きているつもりでしたし、それなりに楽しい人生なんだけどなぁ・・・と思っていました。
 その想いを後押ししてくれたのが この歌のこの部分― ♪ 目立たぬように はしゃがぬように 似合わぬことは無理をせず、人の心を見つめ続ける 時代おくれの男になりたい ♪
 あえて 時代おくれの男になりたいとは思いませんが、似合わぬことは無理をせず、人の心を見つめ続ける・・・ それで いいんですよね、河島さん♪

   
   BUNBUN塾 今月のコラム

  『透明な鴉(カラス)』
  “人間は考える葦である”とは、ご存じパスカルの言葉ですが、どうすれば自分の能力が伸びるのかなんて、少し考えれば誰でも分かります。思い切り大ざっぱに言えば“怠けず努力すること”ですね。「ダラダラ怠けていても どんどん頭が良くなっていく」なんて 子どもでも思っていないわけです。
 しかし実際には、思ったように ならないのはなぜでしょう?いつも言うように、ゲームやテレビなどの誘惑も もちろん要因の1つです。
 しかし、厳密に言えば、ゲームの誘惑が直接 努力を阻害するわけではないのです。努力への道から外れてゲームへと いざなう犯人が居ます。
 人生を鉄道に喩えるなら、人は幸福駅を目指して走る電車のようなもの。電車は時折、分岐点にさしかかりますが、異常なければ そのまま幸福駅まで一直線のはず・・・ところが、時折 目に見えないカラスが空から下りてきて、分岐点のスイッチを違う方向に切り替えてしまいます。
 このカラスこそ、努力と切り離してゲームへ向かわせる犯人です。カラスの正体を一言で云うのは難しいのですが、あえていえば「面倒臭いという感覚を伴った小さな嫌悪感」です。
 それは、普段は自覚できないほどの小さな小さな感覚で、理性の編み目を悠々とくぐって入り込みます。
 振り返ってみて私・・・最近はずいぶんカラスを見つけられるようになってきました。
 でも、先日、妻に笑われた出来事があります。
 8月のカレンダーを破る際、誤って画鋲を床に落としてしまいました。しばらく捜しても見あたりません。そこで私の口から出たのが「あれ〜?画鋲なくなっちゃった」でした。
 当たり前のことですが、画鋲が なくなることはありません。
 妻は私に「ちゃんと棚の下、覗いてみた?」と これまた 当たり前のことを言います。
 懐中電灯を持って来て覗いてみれば・・・やはりあったのです。
 本当は私も分かっていたはずです ―もしかしたら棚の下に画鋲が転がり込んだかもしれないということを。ところが、その一手間を億劫だと感じてしまっているために(カラスがイタズラをしたために)“棚の下には画鋲はない”ことに してしまうわけです。
 事実や客観性をねじ曲げてしまうことに このカラスの怖さがあります。
 さて、サマースクールでは毎日テストをやりました。
「必ず 問題を最後まで よく読むように」と言えば、もちろん返事は全員「はい」です。
 ところが、途中で「先生、よくわかりませ〜ん」と言う子が続出します。
 見てみると、問題文をよく読んでいないだけということの何と多いこと。
 「問題、よく読んだ?ここ 何て書いてあるの?」というと、「あ!」と苦笑い。
 問題文が長いものほど、「わかりませ〜ん」の数が多くなりますが、結局 この傾向は 最終日まで続きました。
 透明なカラスは、「問題文を読む」から「問題文を眺める」に 巧みにスイッチを切り替えてしまうのですが、本人は「読んだつもり」なんですね。
 こういう場面で「ちゃんと読みなさい!」「読んだよ!」「読んだなら分かるでしょ!」「だって、本当に読んだんだもん!」という議論は不毛です。
 【自らが自らを欺くようなしくみが人間にはあること】を自覚させる― 子どもに そんなこと理解できるの?と思えるようなことを 何度も何度も説明することが大切です。
 もちろん、あまり神経質ではいけませんが、子どものうちから 2〜3秒で済むような 小さな手間を惜しまない癖をつけることは、人生のあらゆる場面で良い影響を与えると言えます。
 「透明なカラスがやってきてないかな?急がなくて良いから きちんとやってごらん」・・・そんな声かけができるようになりたいものです。
 
   
 
   『ミラーニューロンの発見』 マルコイア アボーニ


血も涙もないような連続殺人を犯した犯人が、実は テレビドラマを見て すぐにもらい泣きするような人物であったような例は枚挙に暇がありません。 
 私もすぐにもらい泣きしてしまう質ですが、もらい泣きをする人間が優しい人間とは限らないことは かなり若い時に既に気づいていました(^^;)
 人間は元々矛盾した存在だというのは文学的考え方。
「そこをもう少し具体的に知りたい」 という疑問を かなりすっきりさせてくれた本です。
 ある状況のもとで、他人の感情を 自分の脳が自動的にミラーリング(写し取って)、自分の脳にできた鏡像に対して喜怒哀楽を感じるシステムには納得。
 人の「優しさ」と言われるものの中でも 特に「同情や共感」は大切な部分だと思いますが、そこを 科学的に説明しています。
 人の感情を脳科学で分析するなんて、なんだか味気なくなりそうですが、私はむしろ反対の感じ方をしました。
 個別に反応する脳の動きを感じるようになって、私の中から「あの人は良い人・あの人は悪い人」「あの人は素晴らしい人・あの人は酷い奴」という感じ方が 徐々に消えていきました。
 “人間” という文字は「人は 人と人との繋がりの中で生きるもの という意味だよ」と教えられましたが、私は これに加えて「人間は どうしたって 神様と悪魔の間の存在であって 善悪まぜまぜ。でも それで良いんだよ」と捉えるようになりました。
 結果として、人を見る視線が優しくなったかもと感じる反面、自分に対して甘くなったとも言えそうです(^^;)

   
 『キッド』 チャールズチャップリン
 
  ご存じチャップリンの無声映画。
 現代の“お笑い”のような生々しさが感じられないのが良いです。
 数あるチャップリンの映画の中でも私のお気に入りは『キッド』。ひょんなことで 捨て子を育てることになったチャップリンの 一生懸命な子育て姿が魅力です。 
 その映画の中で 私が感銘を受けたのが、チャップリンが子どもにテーブルマナーを教えるシーン。
 粗末な食事と 粗末な服ですが、チャップリンは、身なりを整え マナーを守って食事をすることを子どもに教えます。
 きっとチャップリンは 子どもの時から、貧しさが人間を動物に変えてしまう場面を多く見てきたのでしょう。。。いかなる状況でも紳士的であることを人間の尊厳だと信じていたんだと思います。
 振り返って私。私が自分の子どもたちに 自ら範を垂れることができたことと言えば・・・
1)食事のことで文句を言わない。
2)家の中をパンツ姿でウロウロしない。
3)人にもネコにも 八つ当たりをしない。
・・・ぐらいでしょうか。なんとも心もとありません(^^;)
 

   
 無茶を言う人   2013/09/01
 
♪お前を嫁にもらう前に、言っておきたい ことがある♪・・・のフレーズで始まる、女性からは非常に不人気な歌 ― 『関白宣言』 
 不人気な理由は、男にばかり都合が良い その歌詞にありますが、ところどころ ホロッとさせるフレーズを盛り込み、「実は こっちが本音だよ」という “下げておいて 後で上げる” 作戦を使っています(^^;)
 しかし、「その作戦、失敗です」と私に思えるのが ― ♪しゅうと こじゅうと、賢くこなせ。たやすいはずだ。愛すればよい♪ という部分。
 ・・・人を愛するのは たやすいでしょうか? 無茶を言ったら困ります。
 友人・恋人・夫婦・親子・・・様々な関係がありますが、長く付き合えば 色んなことがあります。心をずたずたにされることだって あるでしょう。
 それでも一緒に居る・・・「それだけで大したもんだ」と 言いたくなります。
  愛という言葉をあえて使えば、私にとって、それはスタートではなくゴールです。
 
   
作家の罠   2013/08/31
  
 作家は、人の心に残る言葉を生み出すのが仕事。
 もちろん「我が意を得たり」という言葉もありますが、やはりキレイな言葉には用心するに越したことがありません。
 雰囲気に流されていると、作家の罠にまんまと はまってしまいます。 
 先日、テレビドラマの主人公が 「1人の人を幸せにできない人間が、多くの人を幸せにできるはずがない!」と叫んでいました。昔から よく使われるレトリックですね。言葉の中に どれだけキレイに真実を散りばめるかが作家の腕の見せ所です。
 でも、世の中には 自分の奥さん(旦那さん)そっちのけで 人助けに一生懸命な人って 少なくないようです。 自分の仕事が 人々のためになると信じ、家庭を顧みず 頑張っている企業戦士だって そのうちだとすれば、その数は膨大になるはず。
 私には、あるシスターの 「多くの人を幸せにするより 1人の人間を幸せにする方が 実は難しいのです」という言葉の方に より真実に近いものを感じます。
 

   
 星降る町で 2013/08/30  
  サマースクールが終了すると、毎年訪れる天文台。プラネタリウムや宿泊施設もついていて ご機嫌です。。
夕方にはヒグラシが夏の終わりを奏で、涼しい夜風は、体にこもった熱を冷ませてくれます。
今年は天気が悪いと予想されていたのですが、天の川もくっきり、流れ星もたくさん見え大満足でした。
 

   
 『宿命の画天使たち』 
          山下清 ・沼佑一ほか

 
 『裸の大将放浪記』で有名になった山下清 氏が通っていた八幡学園は、 当時まだ少なかった知的障害者のための学校です。
  実は、同校では 時期を同じくして 芸術的才能を開花させた児童が山下の他にも多数 在籍しており、本書は、今まで埋もれていた それらの児童画に光を当てたものです。
 八幡学園は今もあります。
しかし、特別 当時だけ美術指導に力を入れていたわけではないそうです。それなのに、なぜ、この時期だけ・・・
 北国の花が、春を感じて一斉に咲くように、人の素質にも 何かの触媒があると そろって開花するのかも。その触媒の正体が知りたい・・・
 

   
 秋の気配  2013/08/26  
   通常の武道教室では 上座といえば、普通は 玄関の反対側。
 でも、BUNBUN塾では、空が見える窓を上座と位置づけてており、稽古の最初と最後に 全員で空を眺め、心を落ち着けてから 丁寧に礼をします。
 今日は 窓の外に いびつな形の羊雲が ポワポワと浮かんでいました。 
 礼の後は しばしの黙想。すると・・・秋の虫が 微かに鳴いているではありませんか。
 「やっぱ、人間、一日に1分で良いから、 心静かに自然に耳を傾ける時間を持つべきだね」
などと 偉そうに語ってしまいました(^^;) 

 
『アキラ』 大友克洋
 少しグロテスクな画像でゴメンなさい。
 これは、世界中に熱狂的なファンを持つ 大友克洋氏の『アキラ』のワンシーン。
 主人公のひとり、強い超能力を持った少年「テツオ」は、ついには 自分で自分の能力を制御できなくなってしまい、身体がどんどん肥大してしまいます。誰かに助けを求めるも、ついには自滅の道を歩みます。
 でも、このシーンを見たとき、現代は こういう人って案外多いんじゃないかなって感じました。
 自尊心が肥大しすぎてしまい、火ぶくれのようになった表皮は 触られるだけでも激痛が走ります。
 こうなると、ひたすら自尊心を守ることのみに集中せざるをえなくなり、他者に対して とても攻撃的になってしまいます。
 そういう人の心を見ることができたら、こ〜んな風になっているのかも・・・

   
 個性って何? (今日のつぶやき)
 2013/08/24
「最近の子どもには個性がない」とか言う人が居て、「そうだそうだ」と同調する人が居る。
でも、本当にそう?
そもそも“個性”って何でしょう?・・・自分らしさ・・・ でしょうか?
では、「自分らしさって何か」・・・ですか?
この年になると、ちょっと気恥ずかしい質問ですね(^^;)
 そもそも人間は、遺伝子的に見れば98%はチンパンジーと同じだというんだから、人間同士なら、そんなに変わるわけがない・・・というのは皮肉に過ぎますか(^^;)
 
 自分の心を振り返ってみれば、誰かを 「個性がない」なんて 思ったことがありません。
 身近な人は、大人も子どもも 皆違って当たり前・・・そんな感覚。
 ヒマワリみたいな派手な花だって、群生を遠くから眺めれば 1本1本は没個性。
 話がメチャクチャになっていますが、つまるところ 個性なんて、見る側の問題かなって思います。
 

   
 
 『風雪のビバーク』 松濤 明
 
実話。 登山をいそしむ友人から聞いた話が頭から離れず 購入。ちなみにビバークとは“野営”という意味です。
 昭和24年、北アルプスで二人の登山家が遭難、後日遺体が発見されました。
 遺体の側には手記が残されており、この本は それを 書籍化したものです。
 手記より次の一節を・・・
「一月六日 風雪、全身硬って力なし。 何とか湯俣(地名)までと思うも、有元(一緒のパートナー)を捨てるに忍ず。死を決す」
 どうしても相棒を見捨てられない。だから自分も死を決したという・・・この選択については賛否両論あるそうですが、私には重く胸に響きました。  
 

   
   『北風と太陽』
ご存じイソップ童話の有名なお話。
北風と太陽が、“旅人のコートを脱がせた方が勝ち”という勝負をして 太陽が勝つお話ですね。
 この話しの教訓は「力では人の気持ちは動かない。やさしさでもって人の心を動かせ」というようなものでした。
 しかし、この勝負、実は この前にもう1試合行われており、その時は 北風が勝っていることは案外知られていません。
 勝負の内容は、「旅人の帽子をとった方が勝ち」というもので、その時は、太陽が照りつけると 旅人は眩しいからと 余計に目深に帽子を被ってしまい太陽が負けています。
 この話しの本当の教訓は、「ケースバイケースで方法を考えろ」ということだったんですね(^^;)

   
 庭師の碑文(今日のつぶやき)  
 
 
 2013/08/22
 “ALL GARDENERS LIVE IN BEAUTIFUL PLACES BECAUSE THEY MAKE THEM SO”


・・・全ての庭師が美しい場所に住んでいるのは 庭師自らが そのように手入れしているから・・・
 
 庭師の重要な仕事は、伸びすぎた枝や葉を刈り取ること。
 枝や葉を継ぎ足すことはできません。ただ刈り取るのみ。
 私達の心はどうだろう?
 放かっておけば、内から内から、しかし気づかぬほど ゆっくり 傲慢さが伸びてくる。
 最近、なんだか うまくいかないなぁ・・・そんな時は だいたい 忙しさにかまけて 庭の手入れを怠ってた時。
 私は庭師ではないけれど、自分の庭の手入れくらいは こまめに しておかなきゃ・・・ 
 

   
   『育てないから上手くいく』 桜井章一
  麻雀の世界で、代打ちとして20年間不敗だったという氏は雀鬼と怖れられ、私も 氏の著書を多く読んで感銘を受けた類です。
 ところが最近、少し 守備範囲を広げすぎかという気がしないでもありません。
今回は子育て本。
 読んでみると、
「そのあたりのことは、みなさんは 経験してみえますよ」と思えることを、「皆さん気づいてないでしょ」のように書かれていて 若干苦笑い。
 20年間特殊な経験をしてきたということは、普通の経験を20年間経験せずにきたということなのかも・・・。
 やはり それぞれの人にそれぞれの人生がある。道を極めた人を むやみに 羨ましがることはないと 改めて感じた本でした。 

   
 こんなん持って来ましたぁ  2013/08/19
  「先生、こんなん持って来ましたぁ」
サマースクールでは、小学校で出された課題の図工作品や絵などを生徒たちが見せてくれ、それが毎夏の私の楽しみの1つでもあります。
 もちろん中には スタンプ目当ての子もいるでしょうが それはそれ。
 見せる相手に失礼がない程度に頑張った跡があれば 私は満足+安心です(^^)
なぜ安心か ですって?
“ 失礼がない程度に”って、人と人が末永く付き合っていくためのキーワードかなって思いますので。


   
 キュビズム(今日のつぶやき)
 
 2013/08/18
ご存じピカソの へんてこりんな絵・・・キュビズムというそうです。
1つの対象を多面的に捉え、それを平面に表現すると こういうことになるそうな。
 ピカソがどういう気持ちで この絵を描いたか分かりませんが、もし、人の心を写せるカメラがあったら、案外こういう風に撮れるんじゃないかな〜って思います。
 色んな心が 表面に顕れてはひっこみ、ひっこんでは顕れ、その上、その心が2つも、3つも同時に顕れれば、自分で自分が わからなくなって当たり前かも。
 それにしても、この絵の人、ツンとすましたり、 分かってもらえないと嘆いたりしながら、ガリガリ君を食べているように 見えます(^^;) 
 

   
 2013/08/17  やっぱトトロ
  お盆休みは、妻と ジブリの『風立ちぬ』を観に行こうと思っていたものの、予定が合わず・・・でも、やっぱり 久しぶりにジブリモノ観たいな〜ということで、定番の 『 となりのトトロ』を、メイが迷子になるシーンまでを観ました。
 私の下手くそな紙芝居でも、いつか あんな世界感を表せたらなぁと思います。
 さて、今年のサマースクールでは、スタンプ500ポイントたまった女の子には、ちょっとおしゃれな トトロの汗ふきハンカチを用意しました。
気に入ってくれるかな・・・

   
 『道は開ける』 ディール カーネギー
  自己啓発本ブームの火付け役とも言える名著。
私が20歳くらいの時に感銘を受け、なけなしのお金をはたいて、半年のセミナーまで受けに行った ちょっとだけ運命を左右された本です。 
その中で 「悩みを克服する法則」として、今でも自分の中で 頻繁に役立てているものがあります。それは
@その時に予測しうる最悪の事態を冷静に分析し A それを受け入れる覚悟をし B その状況から少しでも好転させることに集中する用意をする・・・というものでした。
その他、
「過去と未来を鉄の扉で閉ざせ。今日一日の区切りで生きよう」というのも やはり心に強く刻まれました。
 最初は、将来のことを考えないということかと 少し疑問に思いましたが、あとで、「一旦 計画を立てたら、あとは その1日だけに集中する」ということだと分かりました。

   
 夫婦にとっての終戦記念日 
 2013/08/15
今日は終戦記念日。
この日ほど 妻がフィリピン人であることを意識する日はありません。
 夫婦互いの祖国は かつて支配者と被支配者、加害者と被害者の関係でした。
 よって、この日は、日本にとっては敗戦の日、フィリピンにとっては植民地支配から開放された記念すべき日です。
 普段は ニュースを見ながら あーでもない、こーでもないと話す二人ですが、この日は なんとなく会話も少なめになります・・・
 

 

 
 あの木まで(今日のつぶやき)    2013/08/14
  のんびり野原を散策している親子。
すると、親は 突然、こんなことを言います。
「あの木まで競争ね」
 ワ〜ッと言いながら走り出す子ども・・・
 こんな風に、人間は いとも簡単に【競争】を作り出せます。
 だから、よくよく 考えなくては。
 競争も時には楽しい。でも、のんびりには のんびりの良さがあります。いたずらに競争を作り出すのは軽犯罪に等しいと考えます。
 自分は 競争という濃い味付けに慣らされすぎていないだろうか・・・薄味の方が身体に良いのに。
 そんなこと 競争してどうすんの?
時々、自分に問いかけるとしよう




 『走る哲学』 為末大  
   「私は流される。決めたことを続けられない意志の弱さ。でも、この質は変えられないと気づいた。だから環境を変えるということを私は選んだ」と為末氏。
彼ほどのアスリートでも そうなんだ・・・でも、ここで塾の子どもたちのことを思い浮かべてしまう・・・子どもは環境を選べない・・・いや、本当にそうか?・・・子どもにも変えられる環境ってあるんじゃないか・・・ゆっくり考えるとしよう。
おっと、自分のことを忘れていました。
まずは 机の上をすっきりさせないと(^^;)
 


  お盆 
  
2013/08/12 
「お盆はご先祖様がうちに来るんだから、お墓参りに行ったら ご先祖様と行き違いになっちゃうよ」
・・・と言われたりするものの、なぜか お盆になると お墓参りに行きたくなってしまいます。
私は やっぱり、 深いところでは霊的なモノは信じていないんだろうな・・・
 多分、私にとってのお墓参りは、子どもの遠足と似てる・・・ノスタルジーかファンタシーか。
 さて、遠足のおにぎり、中に 何入れようかな ♪
 

   
   『タンポポな生き方』 猪口 孝
  国際政治学の世界では とても高名な猪口先生。 その猪口先生に 私の友人が 「学生時代に どれくらい本を読めばよいのでしょう?」 と訊いたことがあります。
 先生は 少し考えて 「う〜ん、2トンくらいでしょうか」 と答えたそうな・・・ トンで きましたかぁ! 身の引き締まる お話でした(^^;)
そんな猪口先生が 若者に向けて 「タンポポのような生き方をしよう」と語りかけます。
風で綿毛が飛ぶように 広い世界を見聞して、居着いた場所に しっかりと根を下ろそうと・・・
いつもの堅い話とは違う ほっこりする本でした(^^)