2)親孝行
     ― 子どもが変われば親が変わる
   一般に、子供にとって最も身近な存在は親、特に母親でしょう。
 児童虐待のニュースが絶えない今日ですが、それでも大方の親は子供を大切にしていることに変わりはなく、それは昔も今も変わりません。
 変わったのは、子供が親を大切にするという考え方、即ち“親孝行”に対する認識です。

 
最近では“親孝行”という言葉すら、あまり聞かなくなってしまいました。
 しかしながら、親が子供に対して「親孝行は大切だ」と言うのも妙なもの。親孝行の大切さは、やはり第3者が説かなくてはなりません。
 では、なぜ親孝行がそれほど大切なのでしょうか。それは、親が一方的に与えるだけの愛情では家庭が暖まらない、つまり家が斉わないからです。
 物は奪い合えば足らず 与え合えば余り、心は奪い合えば冷たく 与え合えば温かです。
 親の献身を当たり前と思い、与えられることに慣れすぎた子どもたち。将来、どうやって人に愛情を与えることができるのでしょう。
 親だって人間。与え続けるだけの愛情では疲れてしまいます。人から感謝されたり認めてもらったりして初めて力も湧いてくるというものです。 
 親に対して「ありがとう」を言える子ども、親の心や体を気遣うことができる子供。家の お手伝いを積極的にできる子どもを育てたいと思います。
 親が変われば子供が変わると言われますが、子供が変われば親が変わる、そんなこともあると思います。